みなさまこんにちは。
初めての方ははじめまして。
エロゲー新ブランドeRONDO(イーロンド)代表の三ツ矢新(みつや あらた)です。

ゲーム会社と新ブランドを立ち上げると、
よく「それに至る経緯・きっかけ」というものを尋ねられるので、
それをご挨拶に代えてここに書こうと思います。

僕は『PCエンジェル』のモノクロページの企画がきっかけで
『テックジャイアン』創刊年にエロゲー業界に入りました。
エロゲー雑誌が無かったら今ごろ何をしてただろう、と思います。

そういうスタートだったので、
最初は1日に「¥300+カロリーメイト」
というギャラでした。
ギャラと言うと色々と問題が出てくるので
この頃はまだ雇用関係は無く、お小遣いということでしたけれども。

それが今では小さいながらもゲーム会社の代表です。
思えば遠くにきたもんだ、と思いますが、
今は取りあえず「60歳までエロゲーを作り続ける」
というのを目標にしていますので、後ろを見ている暇はありません。

さて、本題の「なぜゲーム会社を作ろうと思ったのか?」
ということですが、一言で言えば、
「60歳までゲームを作り続けるには、安定したゲーム制作環境を自ら作り上げるしかない」
と思ったからです。

僕が『SweetHome ~Hなお姉さんは好きですか?~』というゲーム以降、
フリーランスのエロゲーディレクターという立場で仕事をしてから、
(この間、1度も会社の社員、ということにはなっていません)
ゲーム制作の現場における権限と責任、というものはそれなりにあって、
しばらくは満足していたのですが、
新しいエロゲーの企画を立ち上げたり、
エロゲー開発をマスターアップまで安全に遂行するには、
ディレクターという立場だけでは不完全だということに気付いたからです。

ゲームのディレクターと言っても、早い話が雇われの身ですから、
その判断は、発売元・雇い元の会社の意向や状況というものに最終的に左右されます。
これはその会社の良い悪いという問題ではなく、
そういう構造なので仕方がないことです。

仕方がない、ということは、
自分の意思と責任でもって選択できなかったことがある、ということなので、
制作に関わったそれぞれのゲームに愛情はありますし、
その時の出来る限りのことはやったという自負もありますが、
それでも、その気になればいくらでも他人のせいにして
言い訳することが出来てしまいます。

外に向かって言い訳をしなければいいだけの話、という意見もあるかと思いますが、
心の奥底でそういう思いがあることだけでも、望むところではないのです。

そういった思いが高じて、
ゲームの企画を立ち上げて、マスターアップし、お客さんに遊んでもらうまで、
極力全ての事柄を見て、了解して、責任を持ってゲーム制作をしたい、
という強い思いが、ここ1~2年で沸き起こりました。

会社を作ったからといって、代表だからと言って、
全ての事柄を見て、了解することは不可能かもしれませんが、
それでも以前の立場よりは、よりその可能性や実現度は上がることになります。

僕はこれから新しく作った会社で、
出来れば60歳まで、許されるならもっと長くエロゲーを作りたいと思っています。

その過程で、失敗することもあるでしょうし、
判断を誤ることもあるでしょう。

でも、それを他人のせいにはもうしたくない。
どういう結果になろうと、全て自分が見て納得して、
あるいは責任を持って了解した結果である。

そういう立場になりたい、と思ったので新しく会社を作りました。

その第一歩として、まずは現在公開中のデビュー作『こいなか』です。
『こいなか』は誰の意向も入っていない、
僕がエロゲー制作において、全てを了解した上で作る初めてのゲームです。

まだ完成までの道のりは長いですが、
どうかこの『こいなか』が買って遊んでくれたお客さまの
ご期待に添えるものであることを祈りながら、
今回の文をおしまいにしたいと思います。

それでは、また!